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pancreatic cancer 膵臓がん×緩和ケア

膵臓がんの在宅ケアについて

膵臓は、胃の後ろ側にある細長い臓器で、食べ物を消化するための酵素や、血糖を調整するホルモンをつくっています。体の奥深くにあるため、膵臓がんは早い段階では症状が現れにくく、早期に見つけることが容易ではありません。突然診断を告げられ、短い期間に検査や治療の説明が続く中で、気持ちが追いつかないまま選択を迫られているように感じる方もいます。

進行すると、みぞおちや背中の痛み、食欲の低下、体重減少、おなかの張り、吐き気、黄疸などが現れることがあります。また、膵臓の働きが低下すると、食べても十分に消化・吸収できず、下痢や脂肪便がみられたり、糖尿病が発症・悪化したりすることもあります。膵臓がんでは、「痛み」と「食べられないこと」が、体力だけでなく気持ちにも大きく影響します。

食べることは、栄養をとるためだけのものではありません。好きな味を楽しむことや、家族と食卓を囲むことも、その方の生活の一部です。食欲が落ちた時に無理に量を増やすと、かえって吐き気やおなかの張りが強くなることがあります。少量で食べやすいものを選び、必要に応じて消化酵素を補う薬や吐き気への薬を使います。食べられないことは、ご本人の努力不足でも、ご家族の支え方が足りないからでもありません。

緩和ケアは、抗がん剤などの治療ができなくなってから始めるものではありません。治療と並行して、痛みや吐き気、不安、仕事や家計、家族への思いにも目を向けます。通院が難しくなった時には、病院と在宅医療が連携し、痛み、食事、黄疸、腹水、血糖などの変化を見守り、必要な治療につなげます。薬が飲みにくくなっても、貼り薬や持続注射など、症状を和らげる方法は残されています。痛みに対しては、状態に応じて神経ブロックや放射線治療なども検討できます。

むすび在宅クリニックが大切にしているのは、「食べられない」「痛い」「怖い」という言葉を置き去りにしないことです。そして、病気の見通しだけでその方の時間を決めつけず、今日を少しでも穏やかに、その方らしく過ごせる方法を一緒に探すことです。ご本人もご家族も、無理を重ねる前に相談してください。
この先の記事では、膵臓がんと診断された時に知っておきたいこと、起こりやすい症状と緩和ケア、自宅で過ごすための準備を3つに分けてお伝えします。必要なところからお読みください。

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膵臓がん×緩和ケア

膵臓がんと診断された方へ|治療だけでなく「これからの時間」を一緒に考えるために

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進行・再発膵臓がんで起こりやすい症状と緩和ケア

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膵臓がんの在宅緩和ケア|家で過ごす選択と、むすび在宅クリニックで相談できること

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