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DENTIST 医師×歯科医師の力

医師×歯科医師の力 画像01
医療法人社団EHD 西荻窪・杉並歯科
訪問歯科医師 継松真悠子
当院では、訪問診療を受けている方、またはこれから訪問診療を検討されている方に対し、必要に応じて歯科訪問診療の併用をご提案しています。

歯や口腔環境は、食事、会話、睡眠など、日々の暮らしに大きく関わります。また、歯の本数や義歯の使用、口腔ケアと、認知機能、転倒、健康寿命、糖尿病、誤嚥性肺炎などとの関連については、複数の研究報告があります。

当院では、MCS(Medical Care Station)という医療用の連絡ツールを用いて、共通の患者さんの診療レポートを訪問診療のたびに連携医療機関の歯科医師と送り合っています。
また、定期的にカンファレンスを行なって治療方針を決めています。そのため、情報の伝達が早く、いまどの治療を優先すべきかを、医師と歯科医師が共通認識として持っています。
また、介入のタイミングに関しても、たとえば「今週から眠気が強くなって歯磨きが十分できていないので、歯科衛生士の訪問の頻度を増やして欲しい」など、患者さんに適した訪問回数や日取りを迅速に調整できます。

さらに、当院では以下のことにも注力しています。


リハビリテーション科医師×歯科医師による摂食・咀しゃく・嚥下機能のサポート

高度な専門性を必要とする頭頸部がんの緩和ケア

在宅医療では、病院のような高度な医療機器をすべて備えることはできません。
一方で、生活の場で診療を行うからこそ、ご本人の状態や希望に合わせて、医療やケアの形を細やかに考えられる面があります。

当院が目指すのは、医師×歯科医師でつくる、患者さんひとりひとりに合った在宅医療です。
単に医師と歯科医師が同じ患者さんを担当するのではなく、目の前の患者さんのために何ができるのかを議論して、より良いアイデアを出し、挑戦していきます。病気をみるのではなく、患者さんをみるという想いで、お家ならではの医療を提供していきます。

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医師×歯科医師の力

歯の健康が健康寿命と大きく相関することは以前から知られていましたが、厚労省研究班の報告でそれが具体的な数字として明らかになっています。

歯を失い、義歯を使用していない場合、認知症発症リスクが最大1.9、転倒リスクが2.5になります。

歯がほとんどなくても義歯を入れることで認知症の発症リスクを4割抑制できま

85歳以上の方で、歯が20本以上ある方と歯がない(0本)の方との比
・寿命が長い→男性+57日、女性+15日
・健康寿命が長い→男性+92日、女性+70日
・要介護でいる期間が短い→男性-35日、女性-55日

また、老年期にかかりやすい複数の疾患で口腔環境との関連が示唆されています。

糖尿病の合併症に歯周病があります。また、歯周病治療によって糖尿病はHbA1cで0.36%改善するとの報告がありま
※HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):過去1〜2カ月の平均血糖値を反映するもので、血糖値が高い状態が続くとHbA1cも高くなります。基準値は5.6%未満。

骨粗鬆症治療の第一選択薬であるビスホスホネート製剤の副作用に顎骨壊死があります。薬剤投与前に歯科検診を受けることが推奨されており、投与開始後も口腔内を清潔に保つことが重要です。また、抜歯の際にはリスクとベネフィットを考慮の上で薬剤の継続可否を決めなければなりません。

がんによる免疫異常により、むし歯や歯周病の悪化、カンジダ(カビの一種)、ヘルペスウイルスなどの感染が起こりやすくなります。

口腔ケアは誤嚥性肺炎の発症および重症化の予防に有効で

アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというタンパク質が脳内に蓄積することにより発症すると言われていますが、歯周病菌はアミロイドβの生成・蓄積を促進させま

高血圧症治療の第一選択薬であるCa拮抗薬の副作用に歯肉増殖症があり、内服初期からのブラッシング指導や歯石除去などが歯肉炎の増悪予防に有効です。

ただし、これらは研究報告に基づくものであり、歯科訪問診療を受けることで、すべての方に同じ効果が得られるという意味ではありません。
患者さんの病状、生活環境、口腔内の状態に応じて、必要な歯科診療や口腔ケアを検討していくことが大切です。

Yamamoto T et al., Psychosomatic Medicine, 2012
Yamamoto T et al., BMJ Open.2:e001262, 2012
Yamamoto T et al., Psychosomatic Medicine, 2012
Matsuyama Y et al., Journal of dental research: 22034517713166, 2017
Engebretson S et al., J Periodontal, 84 (4 Suppl.) : S153-63, 2013
Yoneyama T, et al., J Am Geriatr Soc 50 : 430-433, 2002
Nie, Ran, et al., J. Alzheimer’s Dis., vol. 72, no. 2, pp. 479-494, 2019

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