MENU

cost 費用について

費用について MV画像

訪問診療には医療保険が適応され、保険診療点数が国によって定められているため、同じ訪問回数で同じ医療行為を行えば、どのクリニックでも訪問診療にかかる費用に大きな差はありません。クリニックの施設基準などによって加算の有無があるくらいです。高額医療費制度や限度額認定証も使用できます。

ただし、訪問診療の費用は定額ではなく、訪問回数や医療行為の内容によって大きく異なります。例えば、毎日訪問診療を受け、点滴や腹腔ドレナージなどの処置を受けている患者さんと、病状が落ち着いていて月2回の訪問診療で血圧や体温を測定してお薬を処方されている患者さんとでは、費用が異なることはご納得いただけるかと思います。

そして、当院には終末期医療を必要とする患者さんが多く、訪問診療を始める前に費用がいくらかを明確にすることは難しいです。実際に初めてみないと、その患者さんにどれくらいの訪問回数や医療行為が必要かを見極めることは難しく、病状に応じて刻々と医療の必要度が変わっていくからです。

お金が大事なことはとてもよくわかりますが、病状がよくない時には、毎週でも、毎日でも、必要なだけの訪問診療をさせてください。費用面の不安がある方は、個別にご相談ください。できるだけ負担にならない方法を一緒に考えていきましょう。院長香西は、身体障害者福祉法第15条指定医や難病指定医の資格を有しているため、そういった制度を利用して患者さんの負担を減らせそうであれば、それもご提案させていただきます。

月額の費用の目安

月2回訪問、医療費の自己負担割合が1割の方の場合
医療費・居宅介護支援療養管理指導費として

7,000円 程度/月

 

※点滴や採血などの医療行為がない場合
※初月は上記と異なります。
※難病指定、心身障害者医療費助成制度(マル障)などの対象の方は、各自治体の補助等により費用が免除される場合があります。
※医療費の自己負担には上限がありますが、年齢、所得、健康保険の種類により上限額が異なりますので、ご確認ください。
※訪問診療の診療点数の計算はとても複雑で、お住まい(自宅か施設か)、身体状況、訪問の頻度、訪問の形態(定期訪問か時間外往診か)などにより変わります。
※当院の通常受付時間(平日9:00-18:00)の訪問の際には、定期訪問・往診に関わらず交通費はいただいておりません。ただし、平日深夜帯22:00-翌6:00および、土日祝の訪問の際には交通費4000円をいただいております。予めご了承ください。

訪問診療について HOME MEDICAL CARE

閉じる
在宅診療とは

訪問診療とは、通院が困難な患者さんや、入院ではなくご自宅などでの療養を希望される患者さんに対して、医師が定期的に訪問して診療を行うサービスです。

在宅医療とは、医師をはじめとして、歯科医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士など)、医療相談員、ケアマネジャー、ホームヘルパーなど多くの職種が関わり、チーム一丸となって患者さんの在宅での治療やケアを行うことを言います。

医療はどんどん細分化・専門化しており、ひとりひとりの医師の専門領域はより深く狭くなっていく傾向にあります。大きな病院では専門性の高い医師が求められますが、在宅療養中の患者さんに必要なのは、ジェネラルにどの症状や病気にも対応できる主治医と、しっかりと連携の取れた医療チームだと思います。

在宅医療の理想形態は「在宅の病院化」ではありません。

もちろん、苦しがっている患者さんをできるだけ早く診察することや、医療チームで情報共有を徹底し、患者さんやご家族に不安を与えないようにすること、どんな病気を抱えた患者さんにも在宅という選択肢があるように、在宅医療チームの知識と技術を向上させ、受け皿を広くすることはとてもとても大事です。

しかし、例えば、患者さんはお家にいるけれど、病院で使うようなたくさんの医療モニターつけて、隣の部屋で24時間医師と看護師が待機しているとしたら、どうでしょう。きっと気が休まらないし、お家にいる気がしないですよね。

もしそれを求めている方がいるとしたら、それを希望されるくらい不安が大きいということなので、医師としてまずやらなければいけないことは、その不安の原因を探り、対処することだと思います。その上で、それでも病院にいるような環境を希望されるのであれば、病院のどういうところに魅力を感じているのかを具体的にお聞きして、それに近いものを作る方法を一緒に考えます。

訪問診療を希望される方が、本当に求めているもの、当院はそれを追求します。

お家には病院にはない自由があります。訪問診療や在宅医療はこういうものだという固定概念など持たずに、お家でどう過ごしたいかを考えてみてください。

私たちは、病気を診るのではなく、患者さんを診て、その方に合った医療をみんなで作っていきます。

在宅診療とは
トップ/費用について